Instagram広告って?費用や運用のポイントを解説!
Instagramは今や若者だけが楽しむサービスではなく、30代〜60歳以上のユーザーにまで広く利用されているサービスです。
このInstagramに広告を出稿するマーケティング戦略も、ビジネスの分野を問わず多くの企業に採用されています。
そんなInstagram広告について、基本の概要から費用、売り上げをあげるための運用方法まで詳しく解説していきます。
Instagramとは
Instagramとは、全世界で10億人以上が利用しており、日本でも若者を中心に人気を博しているSNSです。
写真や動画がメインのコンテンツであり、「インスタ映え」という言葉が流行ったように、オシャレな印象を持たせる投稿が主流となっています。
Instagramのユーザーは女性が全体に対して57%、男性が43%と、女性が半数以上を占めています。
また、年齢層という観点で見てみると、10代は約69%、20代は約68%が「利用している」と回答しています。
このことから、ユーザー属性としては若い女性が最も多いと言えます。
Instagram広告の概要
Instagramで広告を見かけることも最近ではすっかり珍しくなくなってきました。
多くの企業が広告の画像や動画を出稿しています。
宣伝されている商品やサービスのジャンルは、ファッション、飲食物、ITサービス、転職・求人など多岐に渡ります。
それぞれ広告を表示するユーザーの情報を細かく指定してターゲティングすることができるため、どんなジャンルにおいても大きな成果を挙げており、Instagram広告を利用している企業はかなり多いというのが現状です。
インスタ広告のフォーマット
Instagram広告のフォーマットは大きく6種類に分かれます。
それぞれのフォーマットの特徴やメリット・デメリットを紹介していきます。
- 写真広告
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写真広告は最もスタンダードなフォーマットで、ユーザーとして目にしたことのある方も多いのではないでしょうか。
写真広告はフィード(左下のホームアイコン)画面に表示されるため多くのユーザーにとって自然な形で目に入ります。
シンプルな構成であるためクリエイティブが比較的簡単なことや、どんな商品やサービスにも応用が効く点が大きなメリットです。
- 動画広告
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配信する広告の形態は動画にすることもできます。
写真と異なり音声と動きのあるビジュアルが何よりの特徴で、伝えられる情報量が多いのがメリットです。
ただし、フィードの投稿は流し気味に見ているユーザーが多いため、冒頭でインパクトを残さなければ十分に動画が再生されないというリスクもあります。
- ストーリーズ広告
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ストーリーズ広告とは、その名の通りストーリーズに混じって表示される広告です。
ストーリーズとは配信から24時間以内に消えるという形式の投稿で、特に若者の間ではフィード投稿よりも積極的に利用されている傾向にあります。
「フィード投稿はほとんど見ずにストーリーズだけチェックする」というようなユーザーも少なからず存在しており、ユーザーの目に触れる機会としては1番多いかも知れません。
ストーリーズ広告では写真、動画の2種類どちらも配信することができます。
- カルーセル広告
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カルーセル広告とは、複数の画像や動画をセットで配信する形式です。
画像を横にスワイプすると次の画像に切り替わるタイプの投稿はよく利用されているため、目にしたことがある方も多いでしょう。
複数の商品や異なるアングルからのビジュアルを伝えることができるため、単一の写真広告よりも高い宣伝効果が期待できます。
- コレクション広告
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コレクション広告という形式は2018年に導入されたばかりであり、馴染みのない方もいるかも知れません。
コレクション広告ではメインとして表示される画像の下部に3つの別商品を並べて紹介することができます。
カタログのようにユーザーが気になるアイテムを選んでチェックすることができるため、よりユーザーのニーズに近い商品を届けやすいというメリットがあります。
- 発見タブ広告
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発見タブ広告とは、左下から1つ右に位置する虫眼鏡マークから見られる、発見タブに表示される広告スタイルです。
フィードやストーリーズとは異なり、新しい情報を求めているユーザーに訴求できるのがメリットです。
ユーザーのターゲティング
Instagram広告においては、配信するユーザーを細かくターゲティングすることができます。
ユーザー属性ターゲティング
ターゲティングにおいて最も基本となるのは、ユーザー属性と呼ばれる情報です。
これらの情報は、ユーザーがアカウント登録時に登録した情報や、普段の投稿・閲覧という行動履歴から特定されます。
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性別・年齢
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職業
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収入
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誕生日
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交際
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家族構成
インタレストターゲティング
「インタレスト」とは、ユーザーの興味・関心や行動を指します。
インタレストは普段見ている投稿、いいねした投稿、発見タブで検索したワードなどから特定されていきます。
宣伝したいサービスや商品に興味・関心があるユーザーにリーチするために重要なターゲティングです。
カスタムオーディエンス
カスタムオーディエンスとは、すでにコンバージョンを獲得しているユーザーに絞るターゲティングです。
以前購入してくれたユーザーに新商品を宣伝したり、別ブランドの商品を宣伝したりする場面で有効です。
広告を配信できる母数は少なくなりますが、配信したユーザーからの新たなコンバージョン率が高くなりやすいのがメリットです。
類似オーディエンス
類似オーディエンスとは、自社が獲得している顧客(=カスタムオーディエンス)に類似したユーザーにターゲティングする方法です。
Instagram広告の費用
Instagram広告の利用を検討する上で、やはり気になるのが費用ですよね。
ここから費用の発生タイミングから金額まで紹介していきます。
課金方式
Instagram広告の費用が発生するタイミングはいくつかの種類があります。
費用対効果を高めるためには、宣伝したい商材と予算に合った課金方式を選ぶ必要があります。
表示されたら課金-CPM
広告がユーザーの画面に表示されたら費用が発生する方式で、CPMと呼ばれています。
もちろん1表示あたりの費用はかなり安く設定されているため、とにかく多く露出したい、認知を広めたいという目的にマッチしています。
広告がクリックされたら課金-CPC
広告がユーザーによってクリックされてはじめて費用が発生する方式です。
表示されただけでは費用が発生しないため、費用に対して高いコンバージョン率が期待できます。
すなわち、商品の購入やサービスの申し込みなどを目的とした広告と相性が良いと言えます。
動画の再生時間に応じて課金-CPV
広告の形式が動画の場合は、動画の再生時間に応じて費用が発生する形式になります。
費用が発生する再生時間は、「10秒以上」や「最後まで再生」などとバリエーションがあります。
インストールされたら課金-CPI
誘導するアクションがアプリのインストールである場合、インストールされた段階で課金が発生するプランもあります。
課金方式ごとの単価
1アクションごとの単価は、課金方式によって異なります。
クリックやインストールなどハードルの高いアクションほど単価は高くなっています。
CPM | 0.5〜1円 |
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CPC | 4〜7円 |
CPV | 40〜100円 |
CPI | 100〜150円 |
Instagram広告で成果を上げるためのポイント
Instagram広告を出稿する上での注意点や意識しておきたいポイントを紹介していきます。
適切なターゲット設定
ターゲティングの方法は前の章で述べましたが、宣伝したい商材ごとに適切なターゲティングを行うことが大切です。
そのためには、明確なペルソナを設定し、すでにコンバージョンを得ている顧客のユーザー属性や行動をチェックするのが最も効果的です。
適切なクリエイティブ
広告のクリエイティブ(作成)もとても大切になってきます。
目的に合わせたクリエイティブとしては、企業やブランドとしての認知を広げたい場合、コンバージョンに結びつけたい場合などによって適切なアプローチは変わってきます。
また、ターゲットやイメージごとに望ましい画像・デザインやキャッチコピーも異なるため、きちんと検討する必要があります。
解析と改善を繰り返す
Instagramに広告を出稿したとしても、すぐに高い宣伝効果が得られるとは限りません。
広告のアクセス状況を確認しながら改善していく必要があります。
改善する必要があるかも知れない要素は主に次の3つです。
広告のビジュアル・文章
ターゲット設定
課金方式
ランディングページの見直しが必要な場合も
Instagram広告を出稿してみた上で期待したような効果が得られなかった場合は、ランディングページの見直しが必要かも知れません。
広告の設定やターゲティングが適切でも、ユーザーに届けられるコンテンツがユーザーの関心や購買意欲に繋がらなければ意味がありません。
ランディングページの見直しを検討される場合は、オークデザインファクトリーがサポートいたします。