Facebook広告って?費用や運用のポイントを解説!
私生活の表現からビジネスまで幅広く利用されているFacebook。実名・個人情報の登録が基本となっているFacebookは、ビジネス目的で利用しているユーザーも多く、広告媒体として注目を集めています。
ビジネスで確かな宣伝効果を得るためには、FacebookというSNSの特色から、広告の仕組みや費用に至るまで、入念なリサーチが必要になります。
そこで今回の記事ではビジネスシーンで注目されているFacebook広告について、効果、費用、運用方法などをまとめて解説していきます。
Facebookとは
Facebookとは、国内2,000万人以上のユーザーを抱えるSNSです。
2010年ごろには世界最大のユーザー数を誇り、日本でも大きな人気と知名度を確立しました。
現在国内ではTwitterやLINEの利用者の方が上回り、最大手のSNSという立場からは退いていますが、それらの他SNSとは異なる層に、異なる目的で必要不可欠とされてるサービスでもあります。
Facebookのユーザーは、年代別に見ると30代の利用者が48%と最も高く、10〜20代の利用者が多いInstagramやTikTokに比べて年齢層が高めと言えます。
ビジネス目的のユーザーも多く、広告にも人気
Facebook最大の特徴は、実名でアカウント登録を行うという点です。
本名や個人情報の入力がアカウント登録に必要なSNSはかなり珍しく、ニックネームやハンドルネームでの利用者が多いTwitterやInstagramとは大きく異なります。
ユーザーが個人情報を公開しながら利用することが前提となっているという特徴ゆえ、ビジネス目的での利用者が多い傾向にあります。
ビジネス層の利用者が多いという特徴は、広告のターゲティングや向いているサービス・商材にも大きく関ってきます。
Facebook広告のターゲティング方法
Facebookでは実名登録が基本になっていると先ほど述べました。
このことからもわかるように、Facebookでは他のSNSよりも正確に、詳しくユーザー情報がアカウントと紐づけられています。
そのため、SNS広告に不可欠なターゲティングがより正確に行えると評判です。
ここからは、Facebook広告のターゲティング手法について解説していきます。
オーディエンスによってターゲットを絞る
- コアオーディエンス
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コアオーディエンスは、ユーザーの属性や関心などに基づいて設定される最も基本的なターゲティング方法です。
コアオーディエンスを設定する際に考慮されるユーザー情報は、以下の要素があります。
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居住地域
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性別
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年齢
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学歴、職歴
さらに、ユーザーのデバイスやアプリの使用状況、投稿の閲覧などの関心にも基づいてターゲットを設定することができます。つまり、地域や年齢、性別などの基本的な属性だけでなく、学歴や職歴、興味・関心、デバイスやアプリの利用状況などの行動によってもオーディエンスを設定することができます。
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- カスタムオーディエンス
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カスタムオーディエンスとは、過去に自社の商品・サービスについてFacebookでアクションを起こしたユーザーをカスタムオーディエンスと言います。広告主にとって既存の顧客ということになります。カスタムオーディエンスを特定する仕組みは、広告主が持つ顧客データをアップロードするとFacebookがユーザーアカウントと顧客データを照合してくれるというものです。
- 類似オーディエンス
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類似オーディエンスとは、先に紹介したカスタムオーディエンスと興味・関心が近いユーザーを定義するターゲティング方法です。カスタムオーディエンスとの共通点の多さを1~10%の間で指定でき、小さい数を設定することでより類似度の高いオーディエンスにターゲティングすることができます。
オーディエンスは狭すぎず、広すぎず
ここまで紹介してきたオーディエンスのうち、コアオーディエンスは属性やインタレストによってかなり細かくターゲティングすることができます。
しかし、ここでターゲットに設定するオーディエンスの範囲には気をつけなければなりません。
オーディエンスを広げすぎるとコンバージョンが期待できないユーザーにも広告を配信してしまい、高い費用対効果を期待できません。
一方でオーディエンスを狭めすぎてしまうと、コンバージョンに結びつけられるだけのユーザーにリーチできなくなるリスクが高まります。
Facebook広告のコンバージョン率は平均して1%ほどと言われています。
少なくとも1人のコンバージョンを得るためには100人以上にはリーチするプランが現実的と考えられるため、オーディエンスを狭めすぎてしまうのもよくありません。
Facebook広告が多く出稿されている業種
Facebook広告に出稿されている商材は、BtoBのオンラインサービスや不動産などのミドル〜中高年向けのサービス・商品などが多く見られます。
もちろんそのほかの業種や他のユーザー層向けのサービスも見られますが、年齢層高め、ビジネス層多めというFacebookの特徴にマッチする結果であると言えるでしょう。
逆に若者向けのサービスやファッション、ホビーなどのジャンルはインスタグラムやTikTokなどのSNSに多く広告が出稿されている傾向にあります。
ただしこれはあくまで全体的な傾向であり、自社で積極的に運用しているアカウントがFacebookである場合や、顧客にFacebook利用者が多いことが分かっている場合などはこの限りではなく、柔軟に検討する必要があるでしょう。
Facebook広告の費用
Facebook広告の費用は、広告主が自由に決めることができます。数千円〜でもキャンペーンを作成することはできますが、適切なリーチを得るためには10〜50万ほどの予算が適切だとされています。
支払い方法はクレジットカード・デビットカード、PayPal、銀行引き落としなどから選択することができ、キャンペーン作成時に設定することができます。
課金の種類と方法
課金方式 | 課金方法 |
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インプレッション課金(CPM) | 広告が表示された分だけ課金 |
クリック課金(CPC) | 広告がクリックされた分だけ課金 |
オークションの仕組み
Facebookではたくさんの企業が広告を出稿しています。
その中でユーザーに表示される広告の優先度は、「入札価格」「推定アクション率」「広告品質」の3つから決定されます。
推定アクション率はユーザーがコンバージョンやシェアなどのアクションを起こす可能性、広告品質は広告を見たユーザーの肯定的に捉えるという見込みを表す指標です。
入札価格とは、広告主がその広告に対して設定した入札価格です。
この入札価格が高ければそれだけ広告が表示されやすくなります。
逆に言えば、入札単価を削りすぎてしまうと費用対効果が低くなりやすくなってしまいます。
広告表示の優先度=入札価格推定×アクション率×広告品質
Facebook広告の成功事例
Facebook広告によって認知やコンバージョンを増加させた事例は海外・国内あわせて無数に存在します。
一部の企業の成功事例はFacebook広告の公式ページでも紹介されています。
株式会社フジボウアパレル
株式会社フジボウアパレルは男性スポーツインナーブランドB.V.D.を始めとする数々の自社スポーツインナー製品を手掛けるアパレル企業です。
シンプルで機能的な製品を企画、生産、販売しています。
株式会社フジボウアパレルが制作したFacebook広告のキャンペーンでは、広告動画の平均再生時間は4秒、CPA(平均顧客単価)は57%の削減に成功しています。
オークデザインファクトリーのFacebook広告代行
Facebook広告で費用に見合ったコンバージョンや認知を得るためには、適切にオーディエンスを設定すること、予算の割り振りを適切に行うことなどが大切になってきます。
しかし、そのような時間がない場合や明確なWeb担当、広報担当がいない企業にとっては、 Facebook広告の運用は非常に難しいものとなっています。
自社での運用が難しい場合は、弊社で代行業務を承ります。オークデザインファクトリーでは、お客様のサービス商品から売り上げの目標、現在の状況に至るまで、詳しくヒアリングを行いつつ、最適なアプローチで Facebook広告運用をサポートさせていただきます。